メーカー発表の数値には要注意

通信速度やバッテリーの持ち時間は数値を下回る場合が多い

WiFiルーターにはメーカー側から発表されたスペックがあります。通信速度や同時接続台数、連続通信時間などです。機種選びの際はこれらの数値も選ぶ基準になると思いますが、そのままの数値を信じるとガッカリするかもしれません。

これらの基準値というのはメーカー側が設定した特定の条件下で測定された数値であり、どこで使ってもこの数値が出ると保証されているものではありません。通常使う限り、多くの場合ではメーカー発表の数値以下になることが多いでしょう。通信速度や連続通信時間は様々な条件により異なってきますので、一概にどれくらい使えると明示するのは難しいですが、メーカー発表に近い数値はまず出ないと考えていいと思います。

具体的にはどれくらいの数値になる?

では、実際にはどれくらいの数値になるのか?当サイトが何度かレンタルして実際に都市部で使ってみた範囲での感覚値となりますが、おおよその目安を以下に記します。

WiFiルーターのメーカー発表数値と実際の数値(イーモバイル GL06Pを使用)
  通信速度(上り) 通信速度(下り) 連続通信時間
メーカー発表 25Mbps 75Mbps 12時間
実際の値 3~5Mbps 5~10Mbps 4~5時間

メーカー発表の数値と実際の値はかなり差があることが分かるかと思います。
上りはどんなに早くても5Mbps程度(場所や時間によって瞬間的に10Mbps程度出ることもありましたが、稀です)で、多くの場合は3~5Mbpsくらいでした。
下りの場合は早いと10Mpbs程度(こちらも時間、場所により瞬間的に15Mbpsくらいまで出たこともあり)ですが、多くの場合で5~10Mbpsほどの速度でした。
上り・下りとも傾向として、回線が込んでいる夜の時間帯などは速度が出にくかった印象です。その場所の回線がどれくらい使用されているかなどの外部要因により速度もかなり変わるようです。
また、連続通信時間も使い続けてだいたい4~5時間、頻繁に場所を変えて重い通信をしていたような場合だと2~3時間程度で切れてしまう場合もありました。こちらも使い方によりかなり差が出るようです。
これを見ていただいて分かる通り、メーカー発表の数値は到底出ないということです。特に下り最速の75Mbpsなんていう数値はいったいどんな条件で出せる数値なのか・・・普通に使っていて出ることは無いでしょう。
連続通信時間も12時間は無理があります。12時間持つからといって充電器を持たずに使っているとすぐバッテリーが無くなってしまったということも考えられるので、できれば充電器も携帯した方がいいと思います。

上記の傾向は概ねどの機種も似通っており、メーカー発表に近い数値を出せる機種は当サイトが試した限りありませんでした。とはいっても、普通にインターネットを利用する際に上記の数値で特に困ったことは無かったので、遅すぎて使えないなどといった心配はそれほどしなくても大丈夫かと思います。